岩波文庫
通論考古学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003812013
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C0139

内容説明

「日本考古学の父」濱田耕作(1881‐1938)の代表作。考古学の定義、発掘方法から、報告書刊行、博物館展示まで、101項目にわたり簡潔明快に説明。エジプトやギリシャの調査・研究に学んだ視野の広さは、人類史的スケールを併せもつ。考古学を志す人の基本書であるのみならず、人類文化に関心を寄せる幅広い読者に示唆を与える。

目次

第1編 序論(考古学とは何ぞや;考古学の範囲および目的 ほか)
第2編 資料(考古学的資料の性質;考古学的資料の所在と収集 ほか)
第3編 調査(考古学的発掘;発掘の方法 ほか)
第4編 研究(資料の整理・鑑別;特殊的研究法 ほか)
第5編 後論(考古学的出版;遺物・遺跡の保存 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

9
およそ百年前に上梓された、本邦において初めての世界水準をもった考古学概論にして「日本考古学の原点」。解説を読むとその先進性と普遍性は絶賛されていて、現代人が読み返しても「改訂すべきところが少ない不朽の名著」なんだとか。考古学に対する考え方からその目的、調査法、発掘法、保存法、報告・出版法に至るまで。僕的には畑違いで、なんでこの本を手に取ったのかわからないが、面白かったからいいか。2017/04/09

キアヌ安倍

2
初版は大正時代に出されたものですが、かな遣いが改めてられていて読みやすくなっています。2017/03/22

さとうしん

2
考古学の大家による古典的名著ということだが、銘文・紋様等の拓本はあくまでも写真の補助であるべき、弁偽にこだわるあまり、本物を偽物と誤って判断して排除することがあってはならないといった意見や、文献と遺物の内容に衝突がおこった場合の考え方、遺跡をどこまで「復元」するかという問題など、今日にも通用する視点が多く盛り込まれているのに驚かされる。2016/12/26

大臣ぐサン

1
日本考古学の父、濱田耕作の著した考古学の概説書。本書は日本初の本格的な考古学の概説書であり、初版は大正11年。ほぼ1世紀前の作品でありながら、考古学の基本的な考え方は既に完成されており、現代においても十分通じると思われる。遺物・遺跡の保存、修復や博物館など、考古学の学問的な価値の保存と教育の普及という観点でその後の日本の学術に与えた功績は非常に大きい。2021/01/10

space shatoru

1
日本考古学の原点を読みなおしました。考古学を研究する意欲と考古学研究の原点回帰をしました。2017/04/10

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