岩波文庫
信仰の遺産

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  • サイズ 文庫判/ページ数 579,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003811511
  • NDC分類 190.4
  • Cコード C0116

出版社内容情報

中世哲学への豊かな学識と深い批判精神に基づいて、使徒伝来のキリスト教信仰を現代に甦らせた名著(注解=山本芳久・解説=稲垣良典)。

内容説明

岩下壮一(1889‐1940)は、近代日本のカトリックの霊的指導者にして、我が国での中世哲学研究の開拓者である。叡智の学的探究と使徒的なる社会活動に生涯を賭けた。信仰を知解するための思索と霊性の実りである神学との深い統合が、永遠の真理への道を指し示す代表作。随想6篇を併載。

目次

信仰の遺産(キリストを見直す;キリストを信じうるか;DIDACHEに現れたる教会制度;初代教会の教役者―Didach`e十一章‐十六章 ほか)
小篇(ルターと近代思潮;四旬節の黙想―十字架へ向って;キリストに倣いて;G・K・C管見 ほか)