出版社内容情報
スタンダールが生涯をかけて取り組んだ無類の書物。下巻には女子教育・結婚制度を論じる第五十四章以下、「断章」他を収録。新訳。(全二冊完結)
内容説明
「恋は専制君主のうちで最も傲慢な輩であり、一切か無かどちらかしかない」―スタンダールが生涯をかけて取り組んだ無類の書物。下巻には女子教育・結婚制度を論じる第五十四章以下と、箴言や考察からなる「断章」、序文や短篇小説などを収録。新訳。
目次
第2巻(女子教育について;女子教育に対する反論;前章からの続き;結婚について;美徳とよばれるものについて;結婚についてのヨーロッパの状況;ウェルテルとドン・ジュアン)
断章(一‐一六九)
追記(恋愛法廷;十二世紀の恋愛の法規;アンドレ・ル・シャプランについての解説)
補遺(序文;第二の序文;第三の序文;失敗(fiasco)について
断章一七〇
サルツブルクの小枝
エルネスティーヌ、または恋の誕生
フランスにおける富裕階級の恋愛の例)
メティルドの小説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くり坊
2
『恋愛論』の最終章である「ウェルテルとドン・ジュアン」を『スタンダール全集』第8巻(人文書院)の邦訳を比較するために、図書館より貸出をして参りました。個人的には、日本語の明快さが、全集の邦訳が優れていると判断、そちらを読み込むことに致しました。2023/09/21
Harumi
1
スタンダールと言う人は個性が強い人だ。第一、スタンダールは歴史上でもとにかく恋愛をしたきたことで有名。僕は、読んだ感想を愚痴にすることは意に反することであるが、女性でスタンダールの様に恋愛した人物の恋愛論を読みたくなってきたのが、この本を読んだ読後感。フロイトによって、男性脳はほぼ解明され、スタンダールによって男性の恋愛も解明されているから、これからは女性が男性を手玉に取る時代?手玉にとっても何でもいいからオレと恋愛してくれよ。笑2017/07/18
ぱややん
0
人間の心理というものは複雑て、簡単には理解できないと思った。「赤と黒」も一度読んでおきたい。2016/05/06
飯田橋
0
女性教育と箴言とその他もろもろが収録されている。2024/02/20
かんなみ
0
「断章」以降未読。2018/02/23