出版社内容情報
15世紀のヴィヨンから,19世紀のボードレール,マラルメ,ヴェルレーヌ,ランボー,さらにジャム,ヴァレリー,アポリネール,そして現代に続くブルトン,コクトー,プレヴェール-日本でも多くの愛好者を持つフランス詩の豊饒の世界を最適の編訳者を得て1冊に収める.年代順に約60人,100篇を精選,原詩と日本語訳を対照.
内容説明
一五世紀のヴィヨンから、一九世紀のボードレール、マラルメ、ヴェルレーヌ、ランボー、さらにヴァレリー、アポリネール、そして現代に続くブルトン、コクトー、プレヴェール―フランス詩の豊饒の世界を最適の編訳者を得て一冊に収める。原詩・日本語訳対照。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
120
「Booze endormi」眠れるボアズ(Victor Hugo):聖ボアズへの叙事詩だと勝手に思う。ユゴーが偉大な詩人でもあったと今更ながら… 「Ode à Cassandre」Ronsard:5世紀近く前の詩。ロンサールはこんな詩を書いていたのか…。Mignonne, allons voir…と語りかけるのがとても優しくて好き。ランボーの「曙」、アポリネールの「ミラボー橋」は、フランス語とは詩的な語りのためにあるのだと思わせる。恋の詩としては、意外にジャック・プレヴェールに一番胸がキュンとなった。2016/06/24
新地学@児童書病発動中
119
岩波文庫から出ている名詩選の中ではこれが一番好きだ。中世のヴィヨンの詩から20世紀のシャールの詩、退廃的なボードレールの詩から清らかなジャムの詩、難解この上ないツァラの詩から素朴なプレヴェールの詩と、バラエティに富んだ仏の詩の精華を楽しめる。仏の詩は知性が前に出ているところが特長で、知性が混沌とした人間の感情を整えて、鮮やかな言葉のイメージを作り上げているものが多い。訳者はみんな名の通った詩人なので、訳詩はリズムがあって読みやすい。このアンソロジーの中で一番好きなのは、エリュアールの「自由」。2015/05/05
燃えつきた棒
39
『歌を忘れたカナリヤは うしろの山に捨てましょうか』(「かなりや」作詞:西條八十)/ どうやら僕は、詩よりも歌の方が好きなようだ。 この訳詩集には、上田敏「海潮音」や堀口大學「月下の一群」に採られている有名な詩の幾つかも、安藤元雄、入沢康夫、渋沢孝輔の手で訳出されているが、残念ながら僕には音楽性という点で、上田敏や堀口大學の訳の方が好ましかった。2019/04/09
金吾
32
選び抜かれた詩であり、また訳も凄いのはわかりますが、詩だけは原語でないと伝わりにくいことがよくわかりました。フランス語と対比されていますが、全くわかりませんのでさわりしか触れられませんでした。しかし「酔いたまえ」「ひき蛙」「自由」は良い感じでした。2023/07/15
かふ
23
堀口大學のアンソロジーからもう少し広げた感じか。ブルトンとかシュルレアリスム系の詩も。有名詩人しか読んでないがエリュアールはわかりやすくていい。ポール・ヴァレリーは難しい。堀口大學『風立ちぬ』は宮崎駿のアニメの印象が強ぃかな。実際はピンクフロイドみたいだった(ブッチャーのテーマ)。まあ詩は高尚なものというよりも、日常的に楽しめばいいと思う。だから、エリュアールがあらゆるものに名前を付け、それを自由と呼ぶのは感動する。2025/11/24
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