出版社内容情報
『獺祭書屋俳話』は,近代詩歌としての俳句の独立を宣言した著作.『芭蕉雑談』では、俳聖の再評価を行う.注解と解説を初めて付す.
内容説明
『獺祭書屋俳話』は、26歳の正岡子規(1867‐1902)が、近代詩歌としての俳句革新の暁鐘を告げた俳論書。本書により近世俳諧から近代俳句への新たな道が開かれた。『芭蕉雑談』では、月並流の俳人たちによって神聖視されてきた芭蕉を的確に批評することで、俳聖の再評価を試みる。子規の代表的俳論に、初めて本格的な注解と解説を付す。
目次
獺祭書屋俳話(獺祭書屋俳話小序;俳諧といふ名称;連歌と俳諧;延宝天和貞享の俳風 ほか)
芭蕉雑談(年齢;平民的文学;智識徳行;悪句 ほか)
獺祭書屋俳話正誤