岩波文庫別冊<br> 新版 ロシア文学案内 (新版)

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岩波文庫別冊
新版 ロシア文学案内 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 394,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003500026
  • NDC分類 980.2
  • Cコード C0190

出版社内容情報

ロシア精神の形成とその土壌に芽生えた文学のルーツに光を当て,世界文学に大輪の花を咲かせるまでを明快に説き,作家と作品を共感と情熱をこめて紹介.また,激動にさらされた20世紀の全体像を初めて通観.索引・年表を付す.

内容説明

ロシア精神の形成とその土壌に芽生えた文学のルーツに光を当て、世界文学に大輪の花を咲かせるまでを明快に説き明かします。また、作家と作品を共感と情熱を込めて紹介し、激動にさらされた20世紀ロシア文学の全体像を通観しました。索引・年表付き。

目次

第1章 ロシア文学のはじまり(文字文学以前;キエフ・ロシアの文学―10‐12世紀)
第2章 ロシア文学の中心の拡散と移動(キエフ文学の継承と断絶―13‐14世紀;新しいロシアの形成と文学)
第3章 18世紀(新旧要素の組み替え。ロシア文学の分水嶺―1701‐30;一つの文学体系の成立。個人の出現―1731‐60)
第4章 19世紀(プーシキンの時代;ゴーゴリ ほか)
第5章 20世紀(世紀末から10月革命まで;革命からネップ時代 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mshiromi

6
10世紀末、キリスト教が国教になるまでロシアには体系的な文字がなかった故、言語の融合され、彼らが最初に読んだのは聖書でした。人種の坩堝であるロシア人の生き方は観念によるものより実生活を創造することであり、そして語り継がれたフォークロアも複雑にも多大に文学に影響を与える。ウクライナのキエフが源だそう。文豪から、ソ連崩壊後1990年代まで、作品と歴史、年表と索引と共に紹介されています。ロシアぶアツい。まだ数冊しか読んでいませんし、早いかなとも思い速読する箇所もありましが、ぜひ手元に置いておきたい一冊です。2015/09/01

りぃ

5
思いの外語り口が柔らかかったため驚いた。もっと早く読んでおけばよかったと後悔した。2000年の本なので現代文学をカヴァーし切れていないのが惜しいけれど、その他の点では完璧なのではないかと思う。(細かい部分の正確さは私にはわからないけれど、少なくとも入門書としてはばっちり。)2020/08/28

とまと

5
これからロシア文学を齧ろうという者には嬉しい一冊。とりあえず通読。図書館で借りたが、手元に置いておきたいので買う。読みたい本がいっぱい。ツルゲーネフの『余計者の日記』は手に入らないのかなー。愛宕書房のツルゲーネフ全集第11巻に収録されているようだけど。国立国会図書館から取り寄せてもらって館内閲覧か、広大から最寄りの大学に取り寄せてもらうか、かな。2012/07/07

むぎ

3
ロシアの文字文化の起源からソ連崩壊までの文学史が概説されています。少々論に疑問点もありましたが、概説書としてはわかりやすくて良いのではないでしょうか。2016/02/06

へんかんへん

1
作品や著者だけでなく歴史的な成り立ちを書いていて良かったロシア文学の独特な成り立ち宗教や言語についても分かりやすかった2014/03/03

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