出版社内容情報
全生涯を階級闘争に捧げた著者が,ドイツ社会民主党の党学校で行なった講義を,自らまとめたもの.ブルジョア経済学批判,経済の史的考察からマルクス経済学の基本法則へという構成で,全編に該博な知識と真摯な研究態度,革命への激しい情熱がみなぎり,生き生きとした入門書となっている.ディーツ版全集による完訳.
内容説明
全生涯を階級闘争に棒げた著者が、ドイツ社会民主党の党学校で行なった講義を自らまとめたもの。ブルジョア経済学批判、経済の史的考察からマルクス経済学の基本法則へという構成で、全編に該博な知識と真摯な研究態度、革命への激しい情熱がみなぎり、生きいきとした入門書となっている。ディーツ版全集による完訳。
目次
国民経済学とはなんであるか?
経済史的事実
商品生産
賃労働
資本主義経済の諸傾向
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すが
2
『斜陽』にもでてくるローザの代表作.むちゃくちゃ口が悪いです.マルクスは何もしなければ資本主義のままでも世界は存続する(格差がやばくなるけど),としていますが,資本主義は,いい悪い別として寿命が来て勝手に死ぬ,と言っているのが彼女.まだこの段階では明確にそれが論じられていませんが,資本蓄積論につながる萌芽がここにみられます.2012/08/18
Saiid al-Halawi
1
分かりやすい。一般の読者を想定してることがよく分かる内容。ただし家畜は経年減価するので、マル経で言う一般等価物のメタファーにそのまま使うのはどうかなぁ。解説によれば脱落した草稿もあり、本書は完全なテクストではないらしい。『蓄積』のほうも読んでみようかな。2011/12/15