• ポイントキャンペーン

岩波文庫
経済学および課税の原理 〈下巻〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003410929
  • NDC分類 331.44
  • Cコード C0133

出版社内容情報

アダム・スミスが創始した古典派経済学の完成者リカードウ(一七七二―一八二三)の主著.彼は「経済学の原理」と「課税の原理」とを別箇の次元にあるものとし,課税論はあくまで「経済学の原理」の応用領域として理論を展開した.本文庫のテキストは一八一九年刊の第二版であるが,初版・三版との異同はすべて訳注他に明記されている.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Francis

4
再読。難しいが、二回読んだことでさらに理解が深まった。最後の第三版第31章はこれだけでも読むべき。2017/01/30

てれまこし

3
リカードウは価値と富を区別する。富とは財の豊富であるが、価値は生産の困難さにより決まる。生産が困難であればあるほど価値は増大する。富の増大につれて価値が増大するのは、土地の収穫逓減があるかぎりである。大地の女神の吝嗇こそが価値の源泉であるが、この大地から富をとり出すのが労働であり、それゆえに効用ではなく労働が価値の尺度となる。そうなると富はあくまでも労働再生産の手段なのであり、労働するために労働するという永遠の循環が経済となる。大地のケチのためこの循環もいつかは限界に達する。それを先延ばしするのが資本蓄積2019/09/30

mkt

2
賃金を引き上げる効果をもつはずのどんな租税も、利潤の減少によって支払われる。従って、賃金に対する租税が事実上利潤に対する租税である/資本の利潤と労働の賃金とのどちらかが課税されるかはあまり重要でない/金銀の価値と他の何らかの種類の財貨の価値との比率は、全ての場合に金銀の一定量を市場にもたらすのに必要な労働量と、他のなんらかの種類の財貨の一定量をそこにもたらすのに必要な労働量との比率に依存する/リカードゥの味とは原理を貫く透徹した論理があたえる理論的喜びの味/ 20220318読了 318P 44分 2022/03/18

Francis

1
下巻は主に課税について取り扱う。ただ、古典と言われるだけあって読み通すのは苦労した。再読および良質な解説書を読んで理解をもっと深める必要がありそう。2013/06/28

ヒデアキ

0
再読完了。 逆説的だが、マルクス経済学やケインズ経済学をかじってから読み返したら理解が深まった。2023/04/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/32399
  • ご注意事項