出版社内容情報
憲法学者・美濃部達吉(一八七三―一九四八)が、「健全なる立憲思想」の普及を目指し、明治憲法について一般向けに解説した書。天皇機関説を打ち出し、天皇主権説論者との論争を呼び起こした。一九一八年の改定版に基づく。
内容説明
憲法学者・美濃部達吉(1873‐1948)が、「健全なる立憲思想」の普及を目指して、明治憲法を一般読者へ向けて体系的に講義した書(初版1912年)。天皇は法人たる国家の最高機関であるとする天皇機関説を打ち出した本書は、天皇主権説論者との論争を呼び起こした。のちに国禁とされた美濃部学説の原点を知る上でも重要な著作である。1918年の改訂版を収録。
目次
国家および政体
帝国の政体
天皇
国務大臣および枢密顧問
帝国議会
行政組織
行政作用
司法
法
制定法の各種
国民の権利義務
帝国殖民地
1 ~ 1件/全1件