出版社内容情報
ルイ十四世の「偉大なる世紀」はフランス文化史上燦然たる光を放つが,また戦争あいつぐおそろしく不穏な時代でもあった.この時代を外交官として生き抜いたカリエール(一六四五‐一七一七)が,平時にあっての交渉の積み重ね,外交網の完備,専門家としての外交官の養成等について説く.行間にモラリストの観察の目が光る.
ルイ十四世の「偉大なる世紀」はフランス文化史上燦然たる光を放つが,また戦争あいつぐおそろしく不穏な時代でもあった.この時代を外交官として生き抜いたカリエール(一六四五‐一七一七)が,平時にあっての交渉の積み重ね,外交網の完備,専門家としての外交官の養成等について説く.行間にモラリストの観察の目が光る.