岩波文庫<br> 精選物理の散歩道

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岩波文庫
精選物理の散歩道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003395615
  • NDC分類 420.4
  • Cコード C0142

出版社内容情報

近所の道をのんびり散歩する気分で、身のまわりの見慣れた物事を見つめ直してみよう。そこには思いもよらない発見がたくさん潜んでいる。議論好きな七人の物理仲間が「ロゲルギスト」の名前で発表した科学エッセイから名作を精選。旺盛な探究心、面白がりな好奇心あふれる一六篇を収録する。

内容説明

近所の道をのんびり散歩する気分で、身のまわりの見慣れた物の理を探り出してみよう。議論好きな七人の物理仲間たち(近角聡信、磯部孝、今井功、近藤正夫、木下是雄、大川章哉、高橋秀俊)が「ロゲルギスト」の名前で発表した科学エッセイから名作を精選。旺盛な探究心、面白がりな好奇心あふれる一六篇を収録する。

目次

つめこむ
洋服は二着交替に着た方がいいか
「イトー」「ロジョーホコー」「ハーモニカ」
パラドックスの効用
呼鈴はなぜ鳴るか
シロウトの日本語文法
斜め向きに歩こう
数理倫理学序説
千鳥格子の謎解き
青空にあいている孔
水玉の物理
蛇行よろめき談義
ぬれた砂はなぜ黒い
フィゾー法の影武者
続フィゾー法の影武者
要約のすすめ・反要約のすすめ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

118
高校生の頃「物理の散歩道」が大好きだった。本書は、その全五巻から精選した岩波文庫。ハウツーとかノウハウとか、howばかりの世相の中で、whyを突き詰める大切さ、観察する大切さ、意外な発想をする精神、論理を貫く精神を教えてくれる。更に、異見を戦わせる議論の大切さも。「洋服は二着交替に着た方がいいか」とか「なぜ霧吹きで霧ができるか」という文章は覚えている。それにしても、今読むと、解説が案外難しいことに驚く。高校生の自分がどこまで理解していたか心許ないが、精一杯背伸びして、自然科学に憧れた青春の思い出が蘇る。2024/03/18

KAZOO

101
昔岩波の単行本5冊で出ていたのを読んだことがありましたが、いくつか選んで文庫で出してくれたので懐かしくなり手に取りました。しかも文字も大きくしてくれていて親切です。7人の専門の異なる物理学者が日常の不思議な現象などをうまく説明してくれています。私の印象に残ったのは最初の「つめこむ」と「千鳥格子の謎解き」「蛇行よろめき談義」でした。数式などがあまり出てこないのがいいですね。2023/12/23

藤月はな(灯れ松明の火)

63
身近にある事象を7人の物理学者が談話、考察したエッセー集。満員電車での圧迫度の実証や呼び鈴の仕組みという物理学に密接に絡む事もあれば、日本語の構造や要約の長所・短所など、畑違いに見えるジャンルにまで考察の手は伸びる。また、脱線もあるし、「これは以前、拙作で説明したから省くね~」もあり、ユーモラス。以前、構えて読んだ湯川秀樹氏のエッセーが非常に分かりやすく且つ面白かった時の驚きを再び、味わいました。要約については「からくりからくさ」が引用された入試問題の頓珍漢さに怒り心頭だった受験生だった私には胸が好く。2024/01/07

うえぽん

45
東大物理学科卒の学者グループが1960年代中心に行った月1回の議論を基に書かれた随筆集。洋服は二着交代に着た方が良いか、呼鈴はなぜ鳴るか、ぬれた砂はなぜ黒いなど、「定説」の真偽や、当たり前だと思っている現象の真の原因を、議論・対話を経て綴った作品が並ぶ。半世紀程も前に書かれた文とは思えない新鮮な発見が多い。翼の揚力がなぜ働くか、航空博物館の説明が誤っていたことを知る。最後の作品で要約の権化である教科書を無条件に受け入れない反要約精神が説かれているが、作品集全体を貫く精神であり、文理問わず拳拳服膺したい。2024/01/24

へくとぱすかる

43
かつてのハンディで、函入りのソフトカバーという単行本5冊シリーズを、ちくま文庫収録の続編5冊のように、いつか丸ごと文庫化しないだろうかと思っていたところ、傑作集としてついに出現。執筆年代は50年以上の昔なのだが、日常にひそむ物理現象を、7人のロゲルギスト同人によって、議論を深めながら解明していく。千鳥格子の謎は、飛騨の匠の一見不可能な技を解明する驚きにみちている。ベルが鳴るという普通のできごとにすら、不思議がかくれている。ラストに教科書はどのように授業で使われるべきかが書かれていて、現代教育にも通じる。2023/12/31

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