出版社内容情報
赤紫の花と白い花,角張った種子と円い種子を掛合わせると,その子孫はどのような形状を示すか.生物の遺伝の基礎を定める法則の記されたこの論文は,メンデルが8年にわたって行ったエンドウの実験をもとに書かれた.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
クプクプ
65
10年くらい前に、神田神保町で古本で買った、この本を今頃、読みました。エンドウを使用したメンデルの遺伝の本です。昔、教科書で学びましたが、文庫本で読むと理解が深まりました。遺伝には、優勢の遺伝と劣勢の遺伝があるそうで、エンドウの豆が膨らんでいるか、シワがよっているか、豆の色はどうかなど、詳しく調べていました。エンドウの雑種は、一方の親の形質を受け継ぐようで、中間的な個体は少ないそうです。タブーかもしれませんが、メンデルの遺伝は人間にも当てはまる、と思いました。私も手足は母の、首は父からの遺伝です。2026/06/07
もちまる
16
図書館本。言わずとしれたメンデルの実験。本人の論文と、解説者による解説、メンデルの生涯が書かれています。なんとなく知っていた実験ですが、実験計画や手法など勉強になります。2019/06/05
赤い熊熊
9
遺伝学の基礎、メンデルの法則のメンデルさんの原著論文を翻訳したもの。用語の微妙な違いやメンデルさん独自の数学表記にさえ気をつければ、中学三年生の知識で読める。これはアインシュタインが特殊相対論を初めて発表した原著論文も同じ。さて、メンデルさん、当時すでに我々が知っている遺伝子の記号を使ってるけれど、まだその正体についてぼんやりとも知られてなかったことを考えると、やはり偉業だと改めて実感。存命中に大きく評価されなかったことが本当に残念。2013/12/22
Hiroshi
7
メンデルの法則の発見に繋がるメンデルの1865年発表の論文。『種の起源』は1859年刊行であり、本論文のブルノ修道院にてエンドウの実験は1856年から始められており、進化論を知って始めた研究ではない。ブドウの品種改良をするにあたり植物の交雑の法則性の有無を確認するために行われた実験だ。論文は20世紀的な研究手法で遂行されており、1900年にド・フリースらに発見されるまで埋もれていた。メンデルの法則は分離の法則・独立の法則・優劣の法則からなる。彼は雑種が後々の子孫でどのように展開するかを追跡する為に行った。2023/06/11
波龍
4
前半部分の論文は正直あまり頭には入って来なかった、高校レベルで習った内容以外はあまり覚えてない。後半の解説にて、訳者によって語られたメンデルの一生の方が新鮮で、面白かったように思う。2012/02/27




