出版社内容情報
たゆまぬ努力と忍耐,そして何よりも深い愛情をこめて虫を観察し,推理と実験を重ねて昆虫の本能と習性をつきとめていったファーブル(一八二三―一九一五).詩情あふれるその筆致は,数知れぬ熱烈な『昆虫記』ファンを生んできた.原書と同じく一〇分冊とし,各巻に虫名索引を付して好評を博した大型版を,このたび文庫版に縮小した.
内容説明
何千何万とたかって木を悩ませていたわたむし(あぶらむし)も、夏が終わり木が葉を落とすとすっかり姿を消してしまう。虫たちはいったいどこへ行き、どうやってまた新たな木を占領するのだろう。実はこのわたむしは、ひどく変わった生殖のしかたをする虫なのだ。
目次
はなむぐり
えんどうまめぞうむし
いんげんまめぞうむし
かめむし
せあかくろさしがめ
ひめはなばち
テレビントのわたむし〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mft
4
豆類を食い荒らす まめぞうむし から わたむし など雑多な(ついにはクモ類にまで)寄せ集めという感じが強い。わたむし=アブラムシの虫癭での生態が一番印象に残った。それはさておき、ファーブル自身が昔の人のいい加減な虫の逸話を非難しているが本人も妙に擬人化して述べる節がありそこから誤解を生んでいくんじゃないかと要らぬ心配が出る2025/12/03
デントシロー
1
難読である。解説なしでは理解できない。ファーブル晩年に近い作品である。観察したことを文学的に表現されておりファーブルはノーベル賞候補に自然科学者としてではなく文学賞でノミネートされていたことも頷ける。ワタムシなどの興味の無い虫の章は流し読みになってしまい驚嘆すべきこともなく(自分にとっては)ただ害虫であることは知っているだけだが天敵も多くいることは自然界の均衡がとれていると理解できる。ハエ、スズメバチの章は面白く読める。ファーブル自身が物語を構成して読者に分かりやすく紹介していることが素晴らしい。2016/07/05
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