出版社内容情報
今年,生誕600年を迎えるクザーヌス(1401-1464)は,「知ある無知」「反対対立の合致」を唱えたことで名高い.終生,思索とともに実践活動にも力をそそいだ極めて多面的な思想家で,西田幾多郎もその影響を受けているという.
内容説明
ドイツの思想家ニコラウス・クザーヌス(1401‐1464)は、「知ある無知」「反対対立の合致」を唱えたことで名高い。神学者であり、枢機卿をもつとめた彼は、終生思索とともに実践活動にも力をそそいだ多面的な思想家であり、その思想は西田幾多郎にも影響を与えたという。本書には、彼の神秘的思弁の頂点をなす表題作および本邦初訳の2篇を収録。
目次
神を観ることについて
オリヴェト山修道院での説教
ニコラウスへの書簡



