内容説明
「存在すること」の意味はなにか。―一九二七年、マルティン・ハイデガー(一八八九‐一九七六)は『存在と時間』を発表、鮮烈な問いで哲学界の地形を一変させた。生まれでる思考の彩りをも伝える正確な訳文に、注解・訳注、全体を見通す梗概を付す、画期的新訳。
目次
序論 存在の意味への問いの呈示(存在の問いの必然性と構造、ならびにその優位;存在の問いを仕上げるさいの二重の課題 探究の方法とその概略)
第1部 時間性へと向けた現存在の解釈と、存在への問いの超越論的地平としての時間の解明(現存在の予備的な基礎的分析)
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