出版社内容情報
バロックの天才ライプニッツ。実体の概念には「それ自身に起きるすべての出来事が含まれている」と説いた中期の代表作『形而上学叙説』をはじめ、アルノー宛書簡、デカルト哲学と対峙した「デカルト『哲学原理』評釈」などを収録。ライプニッツの世界観の形成過程と後年の「モナド」や「予定調和」の萌芽をここに見る。新訳。
内容説明
バロックの天才ライプニッツ(1646‐1716)。実体の概念には「それ自身に起きるすべての出来事が含まれている」と説いた中期の代表作『形而上学叙説』をはじめ、アルノー宛書簡、デカルト哲学と対峙した『デカルト『哲学原理』評釈』などを収録。ライプニッツの世界観の形成過程と後年の「モナド」や「予定調和」の萌芽をここに見る。新訳。
目次
一 形而上学叙説(一六八六年)
二 アルノー宛書簡(抜粋)(一六八六‐一六九〇年)
三 デカルト『哲学原理』評釈(一六九九年)
四 自由、偶然性、原因の系列、摂理について(一六八九?年)
五 遡源試論 原因探究についての遡源試論(一六九六年以降)
六 デカルト哲学についての私見に加えられた批判への返答(一六九七年)
1 ~ 1件/全1件
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Happy Like a Honeybee
3
デカルト批判して、数学に専念しろと諭されるシーンが印象的。 天才だ。2025/04/11
Go Extreme
2
神と宇宙の秩序:神の意志 摂理 宇宙の調和 自然法則 被造物 目的因 秩序と善 全知全能 完全存在 神の協力 自由意志と倫理:自由意志 道徳的選択 恩寵 倫理的行動 責任主体 罪と自由 自己決定 動機と予見 選択の自由 幸福と善 因果関係と存在論:原因の系列 因果律 必然性 偶然性 宿命と自由 論理的推論 存在の根拠 モナド論 実体理解 統一的宇宙観 哲学的対話と批判:デカルト批判 方法的懐疑 二元論 理性的基盤 経験と理性 自然観の違い 形相の復権 哲学的探求 批判的思考 認識の限界2025/03/30