出版社内容情報
最終巻には「砕鉱機」「野菜」「靴下編機」「富くじ」「ボローニャ石」「病院」「火薬」などの歴史や由来のほか,手工業家,技芸家が用いる技術についてまとめた論文「一般技術学の構想」を加える.巻末に総索引付き.(全4冊完結)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
7
上流階級では必須だった、編物を女子教育で重視している(109頁)。編物は、老人であっても手を動かせればできる数少ない有益な作業(110頁)。黒鉛(鉛筆)は、12Cに罫線の形跡が伺える史料を発見したようだ(165頁)。富くじは、ローマのcongiariaが有名とのこと(208頁)。札であるギリシア語のσυμβολα。貧者に純益を分配、慈善に施したというのは立派(210頁)。ただ乱用が1770ドイツで問題化、廃止を余儀なくされている(225頁)。赤ちゃんポストのような捨て子院、孤児院、各種病院、の項目もある。2013/05/01
冬至楼均
2
巻末の「一般技術学の構想」は筆者の考えを知る上で重要。2014/05/06
冬至楼均
0
最終巻。ところで「捨て子院」と「孤児院」って別なんですか。2011/03/30