出版社内容情報
ドイツの技術学の創始者ベックマン(1739-1811)がまとめた様々な事項の由来や起原.本巻では,サフラン,煙突,鞍,いかだ,七面鳥,バターなど,合計31の項目のそれぞれに,興味深い記述が加えられる.(全4冊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
6
31項目より精選。中学理科で出てくる明礬(ミョウバン、20頁~)。19世紀半ばのベルリンは、残念ながら排水設備が問題で、臭気があり、アメニティ不足であったという。芸術文明と技術文明の差異(154頁)。ワインのコルクであるが、これは16世紀になるまで栓として用いることは知られていなかったのでは、と推察されている(224頁)。瓶の密閉道具に頭を悩ませていた時代があったのだな。ソバの原点の章もある。葦と羽根ペン(327頁)。バターはヘブライ語で書いてあり、ミルクを意味するchameaという(474頁)。המאה2013/05/01
冬至楼均
2
記録されずに残らなかった技術・文化も多かったのでしょうねえ。2014/05/04
冬至楼均
0
それにしても項目の並び順が分かりませんね。説明を受けてもモノが分からないものもちらほら。2011/03/27