出版社内容情報
ドイツの技術学の創始者ベックマン(1739-1811)によるヨーロッパの科学史・技術史の草分け的労作.様々な事物の歴史や起原が記されており,本巻には街路照明,磁気治療,保険,馬車,水時計など34項目を収録する.(全4冊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
5
1780-1805年初出。科学史、技術史(3頁)。経済学を講義した。「図書の検閲」の章(107頁~)。どんな文献でも権力にとっては許されるわけではない。内容はチェックされる。「ブドウ酒の混ぜもの」で、「鉛の有害な性質が十分立証され、ブドウ酒に用いることは危険だとわかったのに、不正直な商人はそれを用いるずるい手段を考え出した」(207頁)。商人も困ったものだ。秘毒とは、気づかれぬように服用させ、慢性病の如く命を縮める毒薬(275頁)。恐ろしい。「図書目録」(302頁~」は、本が増えて実物が現存せずの悲劇と。2013/05/01
冬至楼均
0
意外に難しいのが植物の同定。古代の事物が後の時代に同じモノを示しているとは限らない。2014/05/03
冬至楼均
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発明品の羅列かとおもいきや「チューリップ」とか「カナリア」なんて項目も。2011/03/26
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