岩波文庫
選択本願念仏集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 215p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003334010
  • NDC分類 188.63
  • Cコード C0115

出版社内容情報

旧仏教に批判を加えつつ消化し直し,独自の教理体系や実践論を打ち出した鎌倉新仏教.その先駆となった浄土宗の開祖法然(1133-1212)の主著.末法の世では,自力で修行に励みこの世で悟りを得ることは困難で,ただ仏を信じ念仏することにより浄土に生れ,来世に悟りを得るべきと説き,開かれた宗教として多くの人々に受け入れられた.

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

出世八五郎

24
ちくま学芸文庫版選択(せんちゃく。親鸞は“せんじゃく”と呼んだ。)本願念仏集と並行して読む。___訓下(よみくだ)し文のみで現代語訳はない。下余白部分に仏教用語の説明あり。岩波版は字が大きく行間余白広めなので読み易い。___ちくま学芸文庫と比較すると、説明する仏教用語も違うものを取り上げてる。ちくま版には現代語訳のような要旨というものがあり理解を助ける。___本書の前に浄土三部経や往生要集を読むのを薦める。南無阿弥陀仏♪2016/05/20

ホシ

23
今年の1月、本書をお伴に京都旅行に行きました。移動時間で読もうと思ったのですが、思いの外、集中できなかったので再読。京都では広隆寺、仁和寺、妙心寺、龍安寺、醍醐寺、日野誕生院、蓮如上人廟所と色々行きました。その中でも忘れられないのは平等院鳳凰堂。ベタですけど「好きな仏像は?」って問われたら私は迷わず「平等院鳳凰堂の阿弥陀仏像」と答えるかな。「忙しい」は「心を亡くす」と書きますが、最近は忙しくて心は波立ってばかりでした。そんな時は鳳凰堂の阿弥陀如来像を思い出したりしています。(本の感想になってない)2020/10/05

ホシ

21
読み下し文であり、難しい仏教用語も多々あるので、簡単ではありませんでした。次は現代語訳を読んでみたいですね。富まざる者も戒律を守れぬ者も罪を犯した者であっても阿弥陀如来は分け隔てなく救ってくださる。“仏の前では”という宗教的前提条件があるものの高らかに「人の平等」を本書は説きます。反面、無条件の救済を約束する仏は、煩悩深い我々によって曲解されたりもするのですが・・・。京都旅行の移動時間など利用して読んだのですが、次はもっと静かで落ち着いた環境の下で読みます。2020/02/08

高橋 橘苑

21
理解できた訳ではないが、ともかく法然上人の主著を読み終える。法然上人がどんな人で、どのような教えを説いた人であったかを知りたいと思ったが、むしろ謎が深まってしまったと言わざるを得ない。余生の道楽に、解決出来そうにないその疑問は、とっておくことにしようと思う。2016/11/21

たいけい

12
2022年8月1日(月)読了。浄土教の基本。南無阿弥陀仏の教えを信仰する者としては何度も読みこんでおきたいと思う。2022/08/01

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