岩波文庫 明恵上人集 （改版）

久保田 淳/山口 明穂【校注】

岩波書店（2009/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 333p／高さ 15cm
• 商品コード 9784003332610
• NDC分類 188.32
• Cコード C0115

出版社内容情報

明恵（一一七三‐一二三二）は，生涯釈尊を敬慕し続け，数度にわたってインド渡航を企てたが，病に倒れるなどして，遂に目的を果せなかった．のち栂尾高山寺に拠って，華厳・密教兼修の新しい教団の樹立につとめ，上下貴賤の信望を集めた．本文庫には，一九歳から記録しつづけた「夢記」のほか，和歌，遺訓に弟子の手に成る「伝記」を収める．

内容説明

明恵は、生涯釈尊を敬慕しつづけ、数度にわたってインド渡航を企てたが、病に倒れるなどして、ついに目的を果せなかった。のち栂尾高山寺に拠って、華厳・密教兼修の新しい教団の樹立につとめ、上下貴賤の信望を集めた。本文庫には、１９歳から記録しつづけた「夢記」のほか、和歌、遺訓に、弟子の手に成る「伝記」を収める。

目次

明恵上人歌集
明恵上人夢記
梅尾明恵上人伝記
梅尾明恵上人遺訓

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[brink]

明恵上人が夢の記録をつづったという「夢記」を目当てで読んだのだけど、伝記と和歌も興味深く読めました。当時の時代性も影響していたのだろうけど、それにしても凄まじいような信仰心と自制に、激しさ通り越して、爽やかさすら感じて憬れてしまう。

2011/06/21