岩波文庫
明治維新史研究

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  • サイズ 文庫判/ページ数 520p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003314319
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0121

出版社内容情報

明治維新史に初めて世界史的観点をうちたてた「東洋における資本主義の形成」など維新史研究の基調をなす論文五篇を収録.幕末の人民大衆闘争の革命的意義を指摘したこれらの論文は,治安維持法下のきびしい制約のなかで書きつがれた.「生きた日本人民の生活とたたかいの歴史」が躍動する不朽の名著. (解説 井上清・芝原拓自)

内容説明

明治維新史に初めて世界史的観点をうちたてた「東洋における資本主義の形成」など維新史研究の基調をなす論文5篇を収録。幕末の人民大衆闘争の革命的意義を指摘したこれらの論文は、治安維持法下のきびしい制約のなかで書きつがれた。「生きた日本人民の生活とたたかいの歴史」が躍動する不朽の名著。

目次

第1章 東洋における資本主義の形成(世界経済の形成;インド社会とイギリス資本主義;中国社会と資本主義列強;明治維新はいかなる世界史的発展段階において行われたか)
第2章 幕末における政治的支配形態(封建的大土地領有者と農民大衆との対立に基づく政治的支配形態;封建的大土地領有者と「町人」都市住民との対立に基づく政治的支配形態;封建的諸勢力の対立に基づく政治的支配形態;中間搾取者(地主および商業・高利貸資本家)の擡頭をめぐりて)
第3章 幕末における思想的動向(封建的抑圧に抗して;近代的思想の成長とその制限;政治的集中)
第4章 幕末における政治闘争(農民的・小市民的ブルジョア民主主義闘争の端初;政治的過程;端初的農民運動の挫折と「維新」政府)
第5章 明治維新(明治維新前の社会;明治維新の変革;明治維新の諸結果)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

1.3manen

7
東洋の資本主義というのは現代的意義がありはしないか。イギリスとインドの支配従属関係、中国の列強による分割での植民地化など、20世紀前半の教訓とは何か。アジア的生産様式といえばマル経を想起した。女性や子供には「生きすぎぬやう、死なぬやう」(212頁)とは、農民を活かさず殺さずという、恐ろしい匙加減に似ていて恐ろしいもの。256頁にはええじゃないかの達観したというか、もうあとは野となれ山となれ式の、日本人の悪しき国民性が見られる。安政2年信州伊那南山郷36箇村一揆が4年間も続いたとは知らなかった(336頁)。2013/03/27

がんぞ

4
インドにあった身分制カースト社会が18世紀イギリスの産業革命、綿花利用の改良19世紀蒸気船と鉄道の発明で植民地型に改革され(左翼だけに技術革新そのものは肯定している)、生産力の余剰は大清帝国へのアヘン売り込みとなった。商業帝国は生産国にやがて圧倒される理だが、アヘン戦争のような軍事的屈服があっては別。オランダが独占した対日本貿易を欧米諸国は拡大したいと願っていたが、日本内部にも生産の主体たる農商工業者が自覚を強め支配者は困窮し…世界史の観点からの解説。昭和8年に逮捕されたが覆字入りで堂々と10年出版された2014/08/17

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