岩波文庫
明六雑誌〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 436p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003313022
  • NDC分類 051
  • Cコード C0101

内容説明

『明六雑誌』(明治七年三月創刊、明治八年十一月終刊)は、近代日本における最初の総合学術雑誌で、文明開化期の日本に多大な影響を与えた(全四十三号)。中巻には第十四号から第二十八号までを収録。巻末に「執筆者略年譜」を付載。

目次

知説
リボルチーの説
貨幣の効能
天狗説
妻妾論
西学一斑
租税の権上下公共すべきの説
政論
政論
人間公共の説
愛敵論
財政変革の説
地震の説
西洋の開化西行する説
軽国政府
火葬の疑
情実説
国楽を振興すべきの説
秘密説
民選議院の時未だ到らざるの論
尊異説
新聞紙論
狐説の疑
狐説の広義
征台和議の演説
三聖論
女飾の疑
夫婦有別論
政教の疑
化学改革の大略
紙幣引替懇願録
内地旅行
正金外出歎息録
内地旅行論
貿易改正論
怪説
内地旅行西先生の説を駁す
貿易権衡論
紙幣成行妄想録
民選議院変則論
政体三種説

感想・レビュー

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壱萬参仟縁

20
西周先生が、古代ギリシャ哲学者や科学者を苦心して邦訳しているのが痛い。亜立斯度徳(アリストテレス)、伯拉多(プラトン)、革力列阿(ガリレオ)、紐頓(ニュートン)(125頁)。初代東大総長(1890)加藤弘之は、軽国政府というタイトルで書かれている(134頁)。コロナ禍で重くなる国の責任を思わざるを得まい。人民の健康、命を守ることが政府の役割だから。杉亨二「人間公共の説 四」で、「人間の公共するや、衆人あいともにその務むべきところを尽して生々の道(生活の道)を致すなり」(222頁)。2021/04/20

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