岩波文庫<br> 綱島梁川集

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岩波文庫
綱島梁川集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003312810
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0114

出版社内容情報

明治37‐38年の日露戦争ののち,日本思想界は甚だしい混乱に陥り,若い人びとの煩悶は痛烈をきわめた.その中にあって綱島梁川(1873‐1907)は実に暗夜の灯台であった.その見識と学問とをもっぱら文筆に托し,文芸に美術に,倫理に教育に,哲学に宗教に,その歿日にいたるまで彼は筆を執った.本書は「病間録」「回光録」「病窓雑筆」の中より27篇を選んだ.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

無能なガラス屋

3
「君は煩悶が人の子を厭世自殺の淵に導くを恐る。予はむしろ煩悶が未だ人をして厭世自殺の淵に入らしむるほどに真面目ならざらんを憾む。ただ厭世と言はず、自殺と言はず、深く人生の意義に惑ふものは、直ちに全世界、全人類の存在をさへ詛ひ詛うて其の都滅皆空を冀ふなり。何等の否定ぞ。されど大いに否定するは大いに肯定せんがため也。」2025/12/04

シンドバッド

1
手軽に読めると思ったが、豈図らん、難しく読み終えるのに数日を要した。 病窓雑筆が、お薦め2012/09/26

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