出版社内容情報
明治憲法および皇室典範の逐条説明を内容とする「大日本帝国憲法義解」および「皇室典範義解」の2部よりなる.憲法・典範解釈上の最高権威として,憲法・典範そのものとともに伊藤博文(1841‐1909)の名は忘れることができない.明治思想を研究する上に欠かせない著作である.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうきなかもと
7
憲法記念日なので、伊藤博文による『帝国憲法の解説』を読んでみた。読んでみて気になったことを以下に記す。 次年度の予算案は基本的に衆議院でまず可決されなくては、通らない。が、陸海軍の編成に関する予算は天皇の大権に関わるので、政府の同意が必要だということだ。ということは、パワーバランスとしては、政府>軍部も成り立つ可能性があったのじゃないか。2017/05/03
phmchb
5
昭和17年岩波書店発行のもので原文とは違い解説部分の送り仮名は平仮名になっている。複刊・現代語訳を熱望2014/08/28
大ふへん者
2
原題は『大日本帝国憲法義解および皇室典範義解』。議論を呼びそうだけど、細かいことを抜きにしてちゃんと読めば、今よりよい憲法に思える。憲法改正気運が高まる今こそ、法学徒ならずとも読んでおきたい。復刊希望。2012/11/04
しーぽん
1
一応、大日本帝国憲法の公的解釈です。文体は読みにくいかもしれませんが、じっくり読んでいくと今の憲法とさほど変わらないことがわかります。伊藤博文がこんなに偉大な人だとは知りませんでした。2012/06/11
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