岩波文庫<br> 制度通 〈上巻〉

岩波文庫
制度通 〈上巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003304310
  • NDC分類 222
  • Cコード C0122

出版社内容情報

江戸時代中期の儒学者伊藤東涯(1670‐1736)が,日本の諸制度を解明するために,その規範となっている中国歴代の諸制度を研究し,その沿革を説いたもの.改元,暦法から,官位官職,詔勅など行政関係,税制,貨幣,尺度など経済関係,学校,兵制,考課など,制度全般について考証し,日本の制度にも言及する.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

15
江戸時代の儒学者による(表紙見返し)。旧字体。 京都堀川古義堂2世の著者(5頁)。 支那の制度と歴史への関心が解題で書かれている。 生活の諸相を歴史について知悉すべきとし、 道理は事実で確かめられるとする(10頁)。 篤実さは読書や著書の生活に実践された(12頁)。 口語訳がないので、難解だが読むしかない。 漢文もある。 授時暦は郭守敬(78頁)を何となく世界史でやったので覚えている。 唐三大殿図(124頁)などは手書き漢字で仕組みが書かれている。 2014/03/18

小澤 泰裕

1
用字格を讀むでから、伊藤東涯のファンだつたが、制度通もなかなか面白い。思想的な主張をせず、事實を淡々と整理してゐるのが、江戸時代の他の學者の書と違つて讀み易い理由だらう。下卷も樂しみ。2016/06/19

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1
中国の官制を中心として、適宜日本の制度についても注釈を加えていく。 上巻では暦法、官位等について解説している。ほぼ事実だけを述べ、淡々と進んで行くにもかかわらず、あるいはだからこそ、読みやすく抵抗なく頭に入っていく。結構手に入りにくい本だが、官位の解説等歴史を学ぶ際には必須項目の解説がなされているため、中国史に興味のある方にはおすすめ。2014/11/06

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