出版社内容情報
ジュネーブ大学で美学と哲学を講じたスイスの哲学者フレデリック・アミエル(1821‐1881)は,われわれには学問的業績よりもむしろこの日記で親しい.1847年より約30年にわたって綴られた内省的な人生記録は,感傷を排して冷酷なまでの自己観察に貫ぬかれ,思想と芸術,自然と人生の諸相の多彩なルポルタージュとして一大偉観をなしている.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
95
この本は、かなり前に購入して本棚の肥やしとなっていました。高校生時代に国語の本か何かで一部分を読んで印象に残っていました。時間をかけてやっと読み終わりました。4冊本で、1846年から1881年まで日記というか随想録のような感じでの心の内が吐露されています。毎日ではなく日にちが1か月近くあいたりする場合もあります。最初はその日に起きたことなどが語られていますが、その出来事や読んだ本などについての自分の思いが書かれています。全部を通して読むというよりは時たまパラパラとめくっていくような本だと思いました。2025/10/30
シンドバッド
1
読まれなくなってしまった本の一つのようです。 版元もリクエスト復刊での対応では、読書子に寄す が泣いている。2004/08/16




