岩波文庫<br> 静かなドン 〈7〉

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岩波文庫
静かなドン 〈7〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 339p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003263372
  • NDC分類 983
  • Cコード C0300

出版社内容情報

第1次大戦から10月革命にいたる近代ロシア最大の激動期,南ロシアのドンのコサックたちは,どのようにみずからの道を切りひらいたか.主人公グリゴーリーの悲劇的運命をたどりながら,さまざまな階層の人間を生きいきと描きだしたこの小説は,スケールの雄大さ,ストーリーの面白さと相まって,「戦争と平和」と並ぶ傑作と称えられている.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソングライン

16
赤軍と白衛軍との戦いが続くなか、グリゴーリ―は白衛軍の将軍の傲慢な態度に反発したため、師団長からの降格を命じられます。妹のドゥニャ―シカは赤軍に身を投じるミシカとの結婚を反対され、兄嫁ダーリヤはその奔放な生活から梅毒に罹患しドン河に身を投げます。そして、夫グリゴーリ―とアクシーニアとの関係に気づいたナターリアは彼の子供を堕胎しその際の出血で哀れにも亡くなってしまいます。果てしない戦争、メレホフ家の崩壊を描く第7巻です。2021/06/17

駄目男

13
読みおわった読書家は8人で、レビューの5件しかない。何でも、この小説には883名もの人物が登場し、251名を下らぬ実在の人物が出てくるとか。まあ、よくも数えてものだ。赤軍と白衛軍との戦いがどれだけ悲惨だったかこれまで知らなかったが、主義主張が違えばここまで残虐になれるものかと読んでいて怖ろしくなる。それも同じコサック同士の戦いにしてなおだ。グリゴーリーの一族もどんどん死んでいき、今や赤軍に追われて敗走の陣だ。赤軍ではどうか知らぬが、白軍では軍旗の乱れは激しく上官に対する反抗や言葉使いはなってない。2025/07/09

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