感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
20
解説によると、コロレンコはツルネーゲフを愛好し、自らの言葉によればその狂信的な心酔者だった(211頁)。美は常に正義の観念と緊密に結びついていた。ゴーリキー曰く、「彼は美と正義とをはげしく愛し、その合一を求めた」(212頁)。1883、85年初出。「鷹の島脱獄―放浪者の話から―」(49頁~)より。自由を求める囚人たちの必死の闘いを描いた叙事詩(216頁)。テーブルの上には蝋燭がともっていて、親父がその向うに坐っている、眼鏡をかけて、古い本なんかを読んでいる、親父は読み書きが出来ましたからね(102頁)。 2014/08/04
allomorph
3
3篇共に等しく素晴らしい作品だった。作者自身が流刑中に書かれたという事実がそれを引き立てる。ゴーリキイをややマイルドにした感じでヘッセらしい味わいもある。『鷹の島脱獄囚』に描かれる自由への憧れはゴーリキイの『鷹の歌』と通じるものを感じる。作者はぼくが生まれた日のちょうど140年前に生まれた人で、その点でもすごく親近感が持てる。この頃はロシア語を選択しロシア文学を専攻しなかったことが本当に悔やまれます。2014/06/20
ジョンとらぼるた
3
ただの3000本じゃあないんだ!『マカールの夢』熱い。2013/11/25
刳森伸一
2
コロレンコの短篇小説を3篇収録。幻想的雰囲気の中で社会批判を行う『マカールの夢』、冒険小説的な『鷹の島脱獄囚』、少年時代の切ない思い出を主題にとった『悪い仲間』。いずれも傑作ぞろいだが、『悪い仲間』のラストは特に秀逸。2013/09/22
skia
2
3篇目の『悪い仲間』はラストで泣きそうになった。叙情的な情景描写と下層で生きながらも人間味を失わない人物たちの物語がせつなかった。2010/08/24




