出版社内容情報
「肖像画」は,前途有望な一青年画家が偶然手に入れた古い肖像画の超自然的な魔力にそそのかされて,自己の芸術的理想を失い,俗悪な人気絵師に堕し,ついに発狂して悲惨な最期を遂げる物語である.幻想と諷刺と写実を織り混ぜた作者一流の描写によって読者の眼前に地獄絵のように展開される.「馬車」はユーモアをもって貫かれた愛すべき好短篇.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
翡翠
8
古い漢字と仮名遣いに苦しみながら読了。人間のもつ悲哀と可笑しさにゴーゴリのスパイスが効いていて、ニヤニヤしながら読み進む。壁にかかる肖像画が気になり流し目でついつい見てしまうところなんて、ゴーゴリにしか書けないと思う。それにしても、もうそろそろ現代語で出版されてもいいのでは?そもそも文庫になってる数自体超少ない!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾とファンの私は熱くなりがちだけど、そんな扱いこそゴーゴリらしいのか!?(笑)2021/04/10
ペミカン
0
どことなく芥川を思わせる作家・・・ よく知らないけど、「鼻」なんてのもあったので。上質なペーソスを感じた。2010/01/04
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