出版社内容情報
クーデタに始まる第二帝政、きら星のような文人たちの野心と葛藤、死と死がすれちがうパリ・コミューヌの日常など、19世紀後半の「世界の首都」パリを記録した光彩陸離たる観測記。上巻は1851年から75年まで。
内容説明
兄エドモン(1822‐96)、弟ジュール(1830‐70)―。フランス最高の文学賞に名をのこすゴンクール兄弟による、19世紀後半の“世界の首都”パリの世相風俗を克明に記録した光彩陸離たる観測記。クーデターに始まる第二帝政、死と死がすれちがうパリ・コミューヌの日常など、上巻には1851年から75年までを収録。