出版社内容情報
伝説と謎に包まれる詩人ランボー。『地獄の一季節』全文を含む主要作品を原文・訳文・注解で味読する。
内容説明
「季節よ、城よ、無疵な魂がどこにある?」―10代半ばで詩を書きはじめ、20歳で詩を捨てたランボー(1854‐91)。放浪と切り離せない彼の詩は、5年間にどんな変容を遂げたか。伝説と謎に包まれた少年詩人が天才と呼ばれるゆえんは何か。『地獄の一季節』全文を含む主要作品をフランス語と訳文で正確に対照し、注解では難解な作品の核心に迫る。
目次
1 前期韻文詩(1870‐1871年)(孤児たちのお年玉;感覚 ほか)
2 後期韻文詩(1872年)(五月の幟;最も高い塔の歌 ほか)
3 地獄の一季節(全文)(1873年)(*****;賎しい血 ほか)
4 『イリュミナシオン』(1873‐1875年?)(大洪水のあと;おはなし ほか)
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