出版社内容情報
サンドの田園小説最後の大作である．田園の国ベリイと森林の国ブルボンネエの自然と住民を背景として，「自然を恋うる心」と「規律を愛する心」の対立を描くこの作は「ルソーの娘」であり，また「ノアンの奥様」であるサンドの両面を物語る，信念に満ちた告白とも見ることができよう．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Avis
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幸せな２組とかわいそうなジョゼフ。2011/04/04
Hiromi
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ジョルジュサンドは、もっと日本人に読んでほしい！田園小説って聞けば面白くないのかなって思いがちだけど、田園小説って言ったって、恋愛もあれば家族愛もあり、喧嘩もあれば殺しもある。人間が生きてるところにはいろんなことが起きるんだって改めて思えた本でした。当時のバグパイプ文化とかも知れたし、笛師のしきたりとかも細かく描写してあって、自分もその場にいるような感覚で読めました！面白かった！2021/04/06
