岩波文庫<br> 恋愛論 〈上〉

岩波文庫
恋愛論 〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003252611
  • NDC分類 954

出版社内容情報

スタンダールが失恋したことによって,この有名な恋愛論は生まれたといわれる.全体は二部に分れており,第一部はまず恋愛の四つのタイプを挙げ,恋の芽生えとその生態を書く.第二部では恋愛と社会生活との関係を追究する.“結晶作用”ということばで知られる小編『ザルツブルクの小枝』は上巻に収めた.一八二二年.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kei

5
恋愛の分類、国による違い等が面白かった。下巻も読んでみたい。2016/03/08

Ryoma Okamura

0
劇場でも、人気俳優に対してこれと似たことが見られる。観客は、実際の美醜などもう問題にしない。ル・カンはきわだって醜い俳優だったが、たくさんの贔屓をもっていたし、ガリックもまたさまざまの理由からそうであった。これは観客が、俳優の顔だちとか演技などからくる実際の美しさを見ないで、彼らのおかげで味わった快楽を思い出したり、感謝したりして、以前から空想の上で作り上げられていた美しさを見るからである。だから、たとえば喜劇俳優などは、登場するとすぐにその顔だけで笑わせるのである(p.83)。2019/07/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17446
  • ご注意事項

最近チェックした商品