岩波文庫<br> ジル・ブラース物語 〈3〉

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岩波文庫
ジル・ブラース物語 〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003252031
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

スペインの片田舎からサラマンカの大学に留学しようと故郷を去ったジル・ブラースが,山賊に捕えられたかと思うと貴婦人と脱出し,巨万の富を集めては一文なしになり,丁稚奉公から大臣秘書等々社会のあらゆる層を浮沈しながら身につけてゆくのは単なる処世術ではない.それゆえにゲーテの「教養小説」に匹敵しうるのである.フランス最初の職業的文士といわれるル・サージュ(1668‐1747)の代表作.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

107
一つのところに、また一人のところに落ち着く時間が短すぎる。目まぐるしすぎて、読むのが少々疲れてきた。こんなにすぐに信用されて誰かに紹介され、またこんなに些細なことですぐに袂をわかつことになるなんて。一つ一つが連載物や、ドラマの一話一話と思えばありかなあ。フランス革命より半世紀以上も前の時代だが。ジル・ブラースは、女性より男性との相性か良く、長続きするようだが、そもそも今はいくつなのだろう。2017/10/21

NAO

60
元恋人、過去に出会った友人が繰り返し境遇を変えて出てきて、彼らとの再会で、ジル・ブラースの境遇も劇的に変化する。大司教の俗っぽさ、貴族の堕落ぶり、貴族邸で働く使用人たちの怠惰と堕落がこれでもかというぐらい描かれ、いい加減うんざりする。そして、ジル・ブラースのジェットコースターのような波乱万丈ぶりはまだまだ終わりそうにない。2017/09/26

takeakisky

1
久しぶりにジル・ブラースのエピソード。彼の変転著しい人生にも頂点と思われる境地に至る。と思えば、入牢。まだ浮き沈み、出入りの多さが愉しめるのか。まだもう一分冊ある。正直、少し食傷気味でもある。2023/08/22

無能なガラス屋

1
2巻あたりから他人の回想が増え、若干読むのが疲れ始めていたが、やはり主人公のパートととなるとどの章も面白い。結末は一応知っているが、あくまで結末はおまけ程度だと思っているので、もう暫くジルブラースの生き様を楽しませて貰いたい。2020/02/02

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