岩波文庫<br> マリヤンヌの生涯 〈2〉

岩波文庫
マリヤンヌの生涯 〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784003251737
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ボルドー行の車中追剥ぎに襲われ,赤児を残して乗客はみな殺しになった.村の司祭に育てられたマリヤンヌは,司祭兄妹の死後信心家で評判の老人の手に渡される.しかしその老人は実は好色漢であった.そのうえマリヤンヌの初恋の青年が好色爺の甥であったとは…….女性心理の分析家として屈指の作者の筆になる波瀾多き女の一生.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

7
いやすごい。どんどん面白くなってきた。ロミオとジュリエットよりも数千倍面白いんじゃないか(もっともそっちはちゃんと読んでないけど)。身分違いの結婚と、それを阻止しようとする親戚ども。ヴァルヴィル君とお母さんは親戚たちからマリヤンヌを奪還できるのか?!やばい続きが楽しみでしかたない。2014/05/19

きりぱい

4
面白い、面白すぎる。まだ2巻だけれど1巻に増して面白い。恩義のある夫人たちをくどいくらい分析していて、そのくどさが好きだ。女は競争相手か否かを的確な判断力で悟るとか、人は気の利いたことを言いたいばかりに悪口を言うとか、内面で語るあれこれがほっんとに細かくて、言い得てもいる。娘のように愛するけれど息子の嫁にするには世間体がだったり、恋人を諦めさせるのに恩人を悲しませたくない的な説得では、美徳たる美徳も何だかねえ。それにしてもクリマルの贖罪には泣けた。それなのに身分のせいで・・また危うい運命に。2013/12/03

takeakisky

0
ヴァルヴィルさまとの交際が夫人に認められる。クリマルさまは、死の床にあり、過去を悔やみ改心する。マリヤンヌは、相変わらずだ。偏った人物造形に、さすがに飽きがくる。いい人しか出てこないことと、マリヤンヌの現実味の薄いあり様に起因。しかし、各巻末の次回を刮目して待て的な誘いにまんまと乗ってしまう。さて。2024/08/14

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