• ポイントキャンペーン

岩波文庫
蜜蜂マアヤ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784003245910
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

出版社内容情報

巣をぬけ出したミツバチの子マアヤの冒険が美しい自然を背景に詩情豊かに描かれる.世界各国語に訳され多くの子供の心をとらえた名作.ボンゼルス(1881‐1952)は新ロマン派の小説家で詩人だが,早くから欧米,アジア,アフリカを旅行し,動物や植物を擬人化した物語を書いた.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nemorální lid

6
『だって僕は至る所で顔を知られていますがねえ』(p.75)『未来ってとても面白いものだぜ』(p.123)『そして疑うんだ』(p.188)などと言った虫たちの特徴に人間の世界を広げたボンゼルスは当著を通じて昆虫に言語の火を灯した。その清浄とも言えるような優しさに食物連鎖の現実が結び付き、生と死とが隣り合わせの中の清らかさが全体を照らしている。こうした虫たちを人間に置換してみると面白い。臆病な者、強がる者、行方が知れぬ者への愛…正しくその多様性こそ現代の人間社会と相違ないだろう。主人公はその眺望とも言える。2019/02/27

三色かじ香

4
働き蜂としての生活を逃れようと旅に出た蜜蜂マアヤが、自力で学びを得ていく冒険物語。「それを聞くと、マアヤはおどろきながらも、なぜ妖精がこんなにやさしく思へるのか、それがはじめて分った。彼は彼女の無知を少しも笑はないで、彼女の貧しい考へがまごついてゐる時に、いつも助けてくれるのである。」図書館の閉架にあるのは少し勿体ないなあと思いました。2019/06/23

まつうら

0
おもしろい

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/407062
  • ご注意事項