岩波文庫<br> 講演集 ドイツとドイツ人 他五篇

個数:

岩波文庫
講演集 ドイツとドイツ人 他五篇

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003243473
  • NDC分類 944
  • Cコード C0198

出版社内容情報

一九四五年五月,ナチス・ドイツが無条件降伏した直後におこなわれたトーマス・マン(一八七五‐一九五五)の講演「ドイツとドイツ人」は,ドイツの精神的伝統の特質を見事に描き出したもので,数多いマンの思想的政治的発言の中でも特に優れたものといわれる.「理性に訴える」「ゲーテと民主主義」等を併収.ドイツを考えるための必読の書.

内容説明

1945年5月,ナチスドイツが無条件降伏した直後におこなわれたトーマス・マンの講演「ドイツとドイツ人」は、ドイツの精神的伝統の特質を見事に描き出したもので、数多いマンの思想的政治的発言の中でも特にすぐれたものといわれる。他に「理性に訴える」「ゲーテと民主主義」等を併収。ドイツを考えるための必読の書。

目次

ドイツとドイツ人
ドイツ共和国について―ゲールハルト・ハスプトマン第60回誕生日を記念して
理性に訴える
ボン大学との往復書簡
ゲーテと民主主義
芸術家と社会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

44
先に読んだ高橋義人著『ドイツ人のこころ』経由で本書へ。トーマス・マンの第2次世界大戦前後の6つの講演を収録。表題『ドイツとドイツ人』は1945年ドイツ降伏直後に亡命先のアメリカでの講演されたもの。ドイツの精神的伝統の(宗教、音楽、哲学などの領域での)特質が見事に描き出されている。また「理性に訴える」(1930年)では、ナチス・ドイツとの完全な絶縁の表明と理性に立脚した本来の任主主義を訴えている。…戦時中、戦後、晩年のドイツについてのT・マンの考え方や当時のドイツ人の考え方を窺い知ることが出来た。2022/06/11

スプーン

33
(表題講演のみレビュー) 「あの嫌悪すべきナチズムの根底には、愛し、愛されたいという願いが入っている」と言うマン。 醜いナチスを生み出すのも、美しき芸術を生み出すのも、人間の業なんだろうなという気がしてくる。 結果、小我が生み出す大小様々な犯罪に対抗できるのは何なのか? やはり大我の愛なのではないかと思えてくる。2020/05/09

Happy Like a Honeybee

7
一般的概念と自惚れは、常に恐るべき不幸を惹き起こすことになる(ゲーテ)ナチスから国籍を剥奪されても、ドイツ精神を全うしたトーマスマン。2度の大戦で国民たちが疲弊する中、理性に訴える講演は修羅場を潜り抜た者の叫びである。ショーペンハウアー、ヴァーグナー、ニーチェなどを引用し、現代でもその思想は受け継がれてると言えよう。2016/02/06

D.Okada

6
一言でで言えば、「ドイツの崇高さと醜悪さとをひとつのものとして考えよう」ということだろうか。「ドイツは一つであり、その最良のものが悪魔の奸策にかかって、悪しきものになったのだ」。ゲーテは確かに偉大で静謐なるものであるが、ゲーテですら、「良き伝統」に組み込むのは誤りである。2011/04/11

ブルーツ・リー

4
余りネットでは発言しないようにしているのだけれど、ゲーテとは、思想的に近しい部分があるのかも知れない。 「若きウェルテルの悩み」を読んで、まさに自分が考えている事だ。と思ったものだが、それでも、まだゲーテの頃にはキリスト教秩序もしっかりしていたから、確たるものが存在しやすい時代ではあった。 今は、多様性。「○○であるべきだ」は、徹底的に嫌われるし、ある意味では民主主義が進んだとも言えるのだが、芸術家たるもの上昇を目指すべし!という主張が、少なくともSNSではできなくなってきている。小説に書いてどうか。2023/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8601
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品