出版社内容情報
一九四五年五月,ナチス・ドイツが無条件降伏した直後におこなわれたトーマス・マン(一八七五‐一九五五)の講演「ドイツとドイツ人」は,ドイツの精神的伝統の特質を見事に描き出したもので,数多いマンの思想的政治的発言の中でも特に優れたものといわれる.「理性に訴える」「ゲーテと民主主義」等を併収.ドイツを考えるための必読の書.
内容説明
1945年5月,ナチスドイツが無条件降伏した直後におこなわれたトーマス・マンの講演「ドイツとドイツ人」は、ドイツの精神的伝統の特質を見事に描き出したもので、数多いマンの思想的政治的発言の中でも特にすぐれたものといわれる。他に「理性に訴える」「ゲーテと民主主義」等を併収。ドイツを考えるための必読の書。
目次
ドイツとドイツ人
ドイツ共和国について―ゲールハルト・ハスプトマン第60回誕生日を記念して
理性に訴える
ボン大学との往復書簡
ゲーテと民主主義
芸術家と社会