出版社内容情報
16世紀のオーストリア.3人の少年の前にサタンとなのる美少年が忽然と現れた.巧みな語り口にのせられ3人は不思議な世界へ.ペシミズムに陥りながら,それを克服しようと苦闘した晩年の代表作.(解説=亀井俊介)(改版)
内容説明
16世紀のオーストリアの小村に、ある日忽然と美少年が現われた。名をサタンといった。村の3人の少年は、彼の巧みな語り口にのせられて不思議な世界へ入りこむ…。アメリカの楽天主義を代表する作家だといわれる作者が、人間不信とペシミズムに陥りながらも、それをのりこえようと苦闘した晩年の傑作。