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岩波文庫
ブレイスブリッジ邸

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003230251
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

英国の牧歌的な風景と伝統的な風俗風習を背景に展開する、米国ロマン派の巨匠W・アーヴィング(一七八三‐一八五九)の傑作。ブレイスブリッジ邸での婚儀に招かれた語り手が、邸に集う人びとのさまざまな姿や悲喜こもごもの出来事を丹念に見聞きして語る。本邦初訳。

著者等紹介

アーヴィング,W.[アーヴィング,W.][Irving,Washington]
米国ロマン派の巨匠。1783‐1859(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

41
『スケッチ・ブック』の古風で陽気なクリスマスの舞台となったブレイスブリッジ邸。その邸に結婚式に招かれた時の滞在記。お祝いに集まってくる親類縁者や友人、代々邸に勤める使用人、近隣の住人などの祝宴と春の到来に浮き立つ少し特別な日常が描かれます。特に大きな事件は起こらないのですが、全く退屈しないのは、幾分皮肉も混じった調子と時とともに失われてしまう「古きよき時代」を惜しむ心が全体に淡い陰を与えているからでしょう。結婚式に派生して成立した意外なカップルは、しかしとてもお似合いで笑ってしまいました。皆さまお幸せに!2017/01/04

おおた

14
文章がうまいというのが直感的にわからないくらいに文章音痴だが、本書に限っては翻訳も上手だし、原文もうまいのだろう。上品という言葉がこれほど似つかわしい本もそうそうない。その分、退屈といえば退屈ではあるが、ブレイスブリッジ家で繰り広げられる若きカップルの結婚までを、鷹狩りや馬術、恋愛などロマン派の名に恥じない優しく寛大な視点で描写する。言葉のスケッチとでも言おうか、描写力・再現力がすばらしく、それには著者が見聞した騒動を読みやすく編集する力が働いているにちがいない。挿絵もまた魅力。2015/01/08

ぱせり

6
邸に長逗留しながら、周りの人や出来事を書き留めていく。長閑で心地よい。最後に「私」は、好ましく思うあれこれがまもなく跡形もなく消えていくだろうと惜しむ。人びとや動物たちが織り成す日常が、風景となって遠ざかっていくよう。 http://d.hatena.ne.jp/kohitujipatapon/20180803/p12018/08/03

壱萬弐仟縁冊

6
適宜描かれている線画が極めてリアルなタッチで、19世紀当時の英国の人物像なども理解を助けている。解説によると、明るい諧謔味と入り混じって人生の哀愁と諦観が通奏低音に流れる(375ページ)。人生の波瀾万丈をこの作品からも思う。「時というものは、よく言われるように、何もかも一律に破壊するわけではない。それは壊すと同時建設するものなのだ」(131ページ)。スクラップ&ビルドの精神で、時間が癒すと同時に、後悔をももたらす。年配の独身男の話では、優しく感傷的で、秘め事関心事を語り、滑稽だという(213-4ページ)。2013/01/08

ArenasR

4
表紙画像でわかるように,コールデコットのイラストでまずうれしくなってしまうような1冊.元となったイギリスで発行の版で実際にどう配されているのかわからないけれど,この岩波文庫版のイラストの組み込み方もすごく考えられている感じがして好印象.話も,冷静でありつつも愛情のこもった眼をとおして人々のありようを描いて楽しい気持ちになるが,最後の最後の記述で一気にそれらが懐かしさと哀しみを帯びた追憶に変わる,その変化に「やられた」と思う.ともあれ,老若問わず,恋人たちには幸あれかし.2013/08/20

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