内容説明
25年あまりの短い生涯の間にきわめて感覚的で豊かな詩情をうたったイギリス・ロマン派を代表する詩人ジョン・キーツ(1795‐1821)。その主要二詩集に、生前には詩集に収録されなかった拾遺詩篇を精選して収録。恋愛物語詩、叙事詩、書簡詩、ソネット、オードなど、“美の詩人”キーツの様々なジャンルの詩の魅力にふれる一冊。
目次
『詩集』(一八一七年)(詩;書簡詩;ソネット)
『レイミア、イザベラ、聖アグネス祭の前夜、その他の詩』(レイミア;イザベラ、またはバジルの鉢―ボッカチオに取材した物語;聖アグネス祭の前夜 ほか)
拾遺詩集(侘しい夜が続く十二月に;「リア王」をもう一度読もうと椅子に坐り;死ぬのではないかと不安になるとき ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
101
ジョン・キーツというイギリスの若くして夭折した詩人の詩集です。私は、ダン・シモンズの著作の「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」を読んで読み直したものです。シモンズはかなりこの詩人に興味を持っていたようです。「没落」にはキーツという人物やリィ・ハント(やはりキーツと関連する実在の人物で)という人物が登場します。また「ハイピリオン」「ハイピリオンの没落」という詩もあり、神々の争いなどを描いています。非常に大きな世界を描いていてこのような詩にダン・シモンズは触発されて描いたのでしょう。2025/03/29
兵士O
30
僕は普段元気な時は朗らかな気分で鼻歌を歌ったり、他人のことにちょっかいを出したりします。そういう時は想像力もめぐり、こうやって建設的に文章を書いたりできます。しかし時々襲ってくる病気の発作の時は苦しくなる。思考が止まり、目をつむって何とか回復しようとしますが、暗黒の奈落に突き落とされ、ただただ負の感情にぐるぐる支配された状態に。そういった明から暗への転換。それがキーツの場合もっとひどかったようです。詩の女神と戯れている時は天上の世界。しかしそこから現実に戻り、ふと気がつくと何倍もの荒野のような虚しさが――2026/02/17
miroku
23
レイミアを読みたくて。2016年訳なので、読みやすくて良い♪ キーツの感性は良いですね。2018/01/17
ハイちん
17
再読。イギリスの詩人ジョンキーツによる詩集。前回もそうだったが、やはり詩を読むのは難しいと感じた。読み方がわからない。ほとんど字を追っているだけだった。おそらく彼の詩から何かを得る資格が私にはまだないのだろう。たぶんセンスがない。教養を身につけ、感性を磨いていけばいつか私にもキーツの詩をわかる日が来るのだろうか。今回キーツの詩は全然理解できなかったが、彼が創作のためにどれだけ魂を削ったか、また世間の評判を恐れ傷ついていたのかは伝わってきた。彼にとって創作はつらい作業だったんだろう。それでも書き続けた。2021/02/19
ハイちん
13
ジョン・キーツの詩はダンシモンズのSF「ハイペリオン」シリーズで重要な役割を果たしていて興味があった。ためしに読んでみた。キーツは19世紀のイギリスに生きた詩人で、彼の詩は英語圏では広く読まれる古典のはずなのだが、この邦訳本の初版発売は2016年(つまり今年)だった。いままで邦訳は発売されてこなかったということを示しており、詩を邦訳することの難しさがうかがえた。ぼくは今まで詩というものをほとんど読んだことがなく、この本を読んでもさっぱり良さがわからなかった。暗記するくらい繰り返し読む必要があるのだろうか?2016/09/05




