出版社内容情報
「ヘンリ・ライクロフトの私記」の作者として知られるギッシングの死後に刊行された短篇集．極貧の中に小説家として立とうと苦闘する若者を描いた表題作をはじめ，「クリストファスン」「貧乏な紳士」など15篇の短篇のどれもが，抑制されながらも力に満ち，色彩は渋いが躍動感ある筆致で書かれていて読む者の心を打つ．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりぱい
4
「ロドニ嬢の余暇」と「ゆかしい家族」がいい。2015/12/04
讃壽鐵朗
3
どれも中流以下の人間の金に絡んだ話を題材にしていて、読むほどに暗い気持ちにさせられた。この小説の世界から逃れて書いたのが、ヘンリ・ライクロフトの私記なのだろう。2016/04/10
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- 和書
- だいきらい、だいすき
