出版社内容情報
作者は紀元五○年頃ギリシアに生れ,アテネに学び終生プラトン哲学を奉じた.古代を追慕した彼が,二十三人のギリシア人を選びそれに一人ずつのローマ人を配した本書は,道徳的教訓を主題とする異色ある伝記であり,世界歴史の上に大きな影響を与えた歴史書でもある.常に歪められた形で紹介されてきた本書の初めての決定訳.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
中島直人
11
ガーユス マルキウス コリオラーヌスは、ほとんど知らない存在だったが凄く印象に残った。頑張ってるのに、能力もあり実績も抜群、もとめるものは名誉だけ、ただ生きるのが本当に下手なノブリス。2017/10/21
ホームズ
11
ペリクレスは昔から不思議な存在。民主主義の黄金期と言われながらやってることは民主主義なのかな?って。ペロポンネソス戦争も起こしてるし・・・。アルキビアデスは面白いな~(笑)こんなに変わり身ばかりで凄いな(笑)「イタリアの盾」ファビウスの話も好き(笑)色んなエピソードが読めるのは良いな~(笑)2012/12/22
アルゴス
7
第三巻は、祖国を防衛した二人と祖国を裏切り、敵対した二人。ペリクレスはアテナイを黄金期に導き、ファビウス・マクシムスはローマをカルタゴから遠征してきたハンニバルから防衛した。アテナイのアルキビアデスは祖国から追放され、敵国であるペルシアやスパルタを訪れて、アテナイ攻略法を教えた。コリオラーヌスもローマを追放され、近くのウォルスキーの軍隊を率いて、ほとんどローマを滅ぼすところだった。どれも迫力のある生涯で、プルタルコスの語りに引き込まれる。コミュニティ「古典を読もう」のための一冊。2018/01/28
ottohseijin
1
ファビウスはよく頑張ったと思う。2010/01/22
mantrapri
0
ペリクレスはチート2009/04/29




