出版社内容情報
三国志の英雄曹操は、豪放な歌で文学の新時代を切り開いた詩人でもあった。山水詩の祖謝霊運は清新な叙景に深い思弁を込め、陶淵明は官を捨て自己本来の生き方を模索した。中国古典詩の精華七十三首を収録。(全六冊)
内容説明
「酒に対して当に歌うべし、人生幾何ぞ」。三国志の英雄曹操は、豪放な歌で新しい時代を切り開いた詩人でもあった。清新な叙景に深い思弁を込めた謝霊運の山水詩、自己本来の生き方を模索した陶淵明の隠逸詩など、いずれも後世の文学の範となる七十三首を収録。(全六冊)
目次
巻25 贈答 3(続)
巻26 贈答 4、行旅 上
巻27 行旅 下、軍戎、郊廟、楽府 上
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
非想
4
「文選」文庫版もようやく後半に突入。前半は馴染みの薄い四言詩等々が多くて大変という印象を受けたが、この巻は唐詩に近いものも増えてきて少しだけ気持ちを軽くして読めた。少しでも読み続けていくうちに難しい文体にも親しんできたかと思う。2019/04/26
bittersweet symphony
1
編者各位も律詩や絶句のような確立した韻律詩より距離があると感じているらしいことは前巻の「はじめに」にも出ていたように思いますが、曹操父子が反権威的なシンボル(旧来の権威に寄り添えない性格)として採用している楽府の形式が以降の韻律詩へとつながる様子が感じられるのではないかと思います。2024/02/10
大臣ぐサン
1
曹操、曹丕も漢詩書いてたんだねぇ。2022/12/31
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