出版社内容情報
昭和4年から6年にかけて書かれた自伝的長篇小説.作者のいわゆる「昌造もの」のひとつであり,「まごころ哲学」を具体的に表したものである.自己の真実を守りぬくことが自己完成への精進であり,またモラルでもあるとする作者の信条は,主人公昌造によって体現されている.「多情仏心」と並び称せられる代表作.
昭和4年から6年にかけて書かれた自伝的長篇小説.作者のいわゆる「昌造もの」のひとつであり,「まごころ哲学」を具体的に表したものである.自己の真実を守りぬくことが自己完成への精進であり,またモラルでもあるとする作者の信条は,主人公昌造によって体現されている.「多情仏心」と並び称せられる代表作.