出版社内容情報
大正期後半，槇有恒，大島亮吉，三田幸夫ら慶大山岳部出身の本格的なクライマーが続々と登場する．戦後の一時代を画した槇有恒らのマナスル登頂から斎藤茂吉の熊野古道巡礼まで，昭和30年代までの，多彩な山の旅．
感想・レビュー
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yamakujira
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「明治・大正編」と対になった「大正・昭和編」だけど、連作ではないので続編とは違い、これだけでも楽しめる。昔の紀行文を読むと、現在では失われた自然環境に憧れる。旅人が出逢う山里の純朴な生活も味わい深いけれど、それは旅人の立場になって読むからだろう。往時の不便な山里の住人になりたいとは思わないのだから、我ながら勝手なものだ。 （★★★★★）
