岩波文庫
森鴎外の系族

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  • サイズ 文庫判/ページ数 465p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003116128
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

長兄鴎外とは対照的な気質の持主で,翻訳に劇評に多彩な才能を発揮した次兄三木竹二の思い出を綴った「次ぎの兄」をはじめ,明治の知的な中流家庭の生活と歴史が,文豪の妹ならではの視点でつぶさに語られる.(解説=中井義幸)

内容説明

鴎外の思い出はもちろん、それぞれに個性的な森家の人々の肖像が生き生きと浮び上がる回想記。特に、雑誌『歌舞伎』を主宰し劇評に新風を吹きこんだ次兄三木竹二について書かれたものは、本書がほとんど唯一の貴重な資料である。明治の知的な中流家庭の生活がうかがえる随筆に、歌、創作なども併せて収録。

目次

不忘記
土山の寺
伊勢路の雨
次ぎの兄
観潮楼の跡
悲しき塚
森於菟に
兄君の最後
黒紋附
墓参〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れいまん

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カルチャーラジオの源氏物語を島内景二先生が解説しているが、その第一回目の放送で、鴎外が妹喜美子に湖月抄の源氏物語を買ってあげるエピソードが有り、それを知りたくて読んだもの。明治時代の文章ではあるがわかりやすくすらすら読めた!明治時代の知識人の暮らしが良くわかる本。2024/08/20

8

0
長兄への愛が重い2021/04/21

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