出版社内容情報
童謡童話雑誌『赤い鳥』の創刊以来,終戦に至る三十年間に発表された多くの創作童謡の中から,三百余篇を選んでここに収める.「からたちの花」「うたを忘れたカナリヤ」「カラスなぜなくの」など,世に広く歌われている白秋,八十,雨情の代表作をはじめ,大正・昭和の名作童謡のすべてを集め,家中みんなが楽しめる本にした.
内容説明
童謡童話雑誌『赤い鳥』の創刊以来、終戦に至る30年間に発表された多くの創作童謡の中から、300余篇を選んでここに収める。「からたちの花」「うたを忘れたカナリヤ」「カラスなぜなくの」など、世に広く歌われている白秋、八十、雨情の代表作をはじめ、大正・昭和の名作童謡のすべてを集め、家中みんなが楽しめる本にした。
目次
大正時代
昭和時代
1 ~ 1件/全1件
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稲岡慶郎の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
11
西條八十、北原白秋、サトウ・ハチローと御馴染みの童謡作家だけでなく、作家の泉鏡花や小川未明、画家の竹久夢二、歌人の与謝野晶子や島崎藤村、島木赤彦、若山牧水など多くの人々が童謡を作っていたことに驚きました。小学校で暗唱した「お祭り」、3番目の歌詞が「トリビアの泉」でも紹介された「てるてる坊主」、「七つの子」、「赤蜻蛉」、「どんぐりころころ」、「夕焼小焼」、「肩たたき」、「証城寺の狸囃子」など節をつけて歌える知っている懐かしい童謡が大正の方が多かったです。2012/04/06
saladin
3
し、知らなかった。「水馬(あめんぼ)赤いな、ア、イ、ウ、エ、オ~」と演劇部が発声練習しているのを耳にしたことはあるが、これが北原白秋作詞の『五十音』という童謡だったなんて!2021/07/30
風鈴
3
童謡だからって、全てに曲がついているわけではなく、聞覚えはあるもののどんな曲だったかしらとか、覚えてるのと違うとなったり、時代の流れの影響を受けてるものがあったり、作者のクセのようなものに気付いたり、詩もよくわかってないなりに、楽しめたかな2019/11/17
bouhito
3
童謡は文化のおもちゃ箱です。どんぐりころころなどの有名な童謡も、そうでない童謡も、意外に理不尽な世界観を持っていて、それがいとよろしなのです。2014/11/08
めっちー
3
当時の挿絵や文章が転載されてます。「カラスなぜなくの」「しゃぼんだま」等、有名な童謡が「赤い鳥」で生まれたことを知りませんでした。最後に索引があるので、調べやすいです。2010/08/26