岩波文庫<br> 秋立つまで - 他三篇

岩波文庫
秋立つまで - 他三篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 140p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003107416
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

嘉村礒多(1897‐1933)の作品は苦悩に充ちた稀有なひとつの魂の年代記でもある.プロレタリア文学,あるいは「新感覚派」など文学の新たな潮流が隆盛にむかった昭和初期に,明治以来の文学伝統につかえる以外にしか自己を生かし得なかった彼は,私小説作家としてその伝統の掉尾を飾った.本書には彼の全作品中の傑作といわれる「秋立つまで」他3篇を収める.解説=宇野浩二

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

南包

1
『秋立つまで 他三篇(嘉村礒多)』岩波文庫 31-074-1 奇遇とはこういうことか。Book-offでこの文庫を見つける。 初版は1953年9月25日。私が4歳ときである。 荒川洋治の本で知らされた作家。こんなマイナーな作家の重版(2001年に5刷発行)は期待できないし・・・。手許にある文学全集にも所収されていないし・・・。同系統(?)の葛西善三や宇野浩二、木山捷平は何らかの形で手許にあるが、嘉村礒多はない。 「業苦」「崖の下」「秋立つまで」「途上」の4篇。極私的、極北、形容はありきたりだが、そうな2016/04/02

Kaname Funakoshi

0
ストーリーは漱石の「門」的な話。テンポが良く情景も思い浮かべやすくて愉しく読める2016/09/29

久守洋

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解説は、嘉村を見出した宇野浩二。2010/12/22

h

0
読んでる最中は瞳孔が開き呼吸ができなくなり心音が弱まるほどの秀作2009/03/29

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