岩波文庫<br> 吉井勇歌集―吉井勇自選

岩波文庫
吉井勇歌集―吉井勇自選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003105719
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0192

出版社内容情報

明治43年処女歌集「酒ほがひ」を出し,その直截に感情を吐露した作風をもって,一躍官能派情緒の歌人となった吉井勇(1886‐1960)は,大正7年「鸚鵡杯」を出すまでその名声をほしいままにした.以後その歌風は重厚を加え,「人間経」「遠天」「玄冬」等で東洋的閑寂幽遠の境地に進み,「寒行」において「禅の如き」作歌三昧にふける.

内容説明

酒と愛欲の青春を詠い、明治末の青年男女を魅了した処女歌集『酒ほがひ』より東洋的閑寂の境地に至る『人間経』『寒行』までの自選歌集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

20
以前、新潮文庫で親しんだ吉井勇の歌集。此度は岩波文庫で。私の青春の思い出の歌たち。2015/06/18

ダイキ

3
「三越路にさすらふわれや大君のおん長靴の御姿に泣く」(寒行)。吉井勇による自選歌集。『人間経』と、『玄冬』の歌が特に好きです。中でも、『玄冬』の「先達讃歌」は楽しい。「わが思ひいつかたたなはる雲となり立山の上のあたりさまよふ」(寒行)、吉井勇の歌は、じんわりと心の中に染み渡っていく様な歌ですね。丁度良いお酒とは、この様な物なのかもしれません。2015/09/17

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